「情報の並列化」?

 「情報の並列化」という概念がわからない。
 単純にわからないな、という話で、それ以上の裏はありません。為念。
 疑問の発端はこれです⇒ アメリカのどじょうすくい - はてブ文学賞とか

誰でも個性を活かして更新する自由が与えられているはずの“はてなダイアリー”では、「最近忙しい」、「今週のケロロ撮り損ねた」、「相手は生身の女の子なんだぞ!」、「ブログ移転しますた」などと皆がみな極めて無個性な日記を連ね、結果個性とは正反対の“情報の並列化”を引き起こしてしまっている。

 で、ぶくまにて。

2005年10月26日 gotanda6 『弁当さん>まじれすするとアニメの中で使われている用語。ググルとわかると思う。』
2005年10月26日 finalvent 『“情報の並列化”って表現は、かなり、変だ、と思う、三文字。』

 ということで。
 ⇒"情報の並列化" - Google 検索
 なるほど、現代日本語として存在しているのか。
 「陳腐化」「没個性化」あるいは「均等化」「均質化」というのはわからないでもない。
 あるいは、

「ALANDIS 固定資産税業務支援システムSE」は、地図情報と課税情報の並列化を進め、課税
客体の位置特定と情報参照を主としたシステムです。

 これはわからないでもない。A情報とB情報のparallelizationというのはわからないでもない。というか、この情報とは情報処理でしょう。“Parallelizing Information Processing"という英語はある。
 こういうのがあった⇒マルチキャリアCDMA

マルチキャリア化(情報の並列化)によって一波当りの帯域が狭くなるならば,その帯域内ではフラットフェージング(単純な減衰)として考えることができ,扱いが容易になる.

 これはわかる。
 情報が並列化されるなら、直列化もありえるはずだが、情報の直列化というのも同等にわからない。
 およそ並列化されるというのは、線路ぉは続くよぉどこまでも♪のように、2つ以上の系列的なものが並んでいるというイメージがある。情報は系列的か? 情報の伝搬が系列化というのはありうる。
 つまり、ある分野の異なるカテゴリーの情報の伝搬が並列化されるというのは、わかる。
 なんか、変な理屈をこねているようだが。
 どこから、こんな用語が広まり、かつ、どのような端緒を持つのだろうか。
 というか、英語でいうと何になるのか?
追記
 詳しい解説、もろた。
 ⇒ アメリカのどじょうすくい - “情報の並列化”について
 ほぉ、そういう由来がある用語なのか。