なんというか…チョムスキーは…
事実上、ID論と相似なんですよ。
このあたり、きちんと議論しないでいうとなんだけど。
それと、昨今の日本ではチョムスキーは反ブッシュでしか理解されてなげっとだけど。
チョムスキー学の根幹にある文法「能力」つまり、linguistic competence というのは人間の種に特異のものというか、人間の種を人間の種たらしめる特徴付として定義されているのですよ。そして、それが脳構造に実在化するという主張なんです。そしてそれが遺伝子的にinnateなわけです。
ただ、進化論についてはチョムスキーは曖昧に言及をさけているけど、反チョムスキー派が猿人を使った各種議論の反証の歴史から総合的に見るに、チョムスキーはこれを進化の斬新的な獲得とは見てない。このあたりは、ピアジェなんかとも対立していた。ピアジェはむしろ進化論的な枠組みだった。
なので、昨今のネットの議論とか見ていると、世界平和教授アカデミー系のいわゆるカルトバッシングはそれはそれとして、きちんとチョムスキーとか批判してみぃとか思う。
ついでに。
先日の理研のRNA研究はけっこうすごい影響力をもってげで、いわゆる猿人と人間種のDNA類似というのは、それほど進化論的な近縁の構造とはいえなくなっていそうである。
とか言うとまたアレか。