財投機関債関連の続き

 前回⇒finalventの日記 - bewaadさん、議論の進展、ありがとう。
 bewaadさんの補足⇒■ [economy][politics]昨日の補足(財投機関債などについて)
 それで。
 私からは特にありません。
 ”財投機関債は「改革の骨抜き」?”についてはコミュニケーション・ギャップというか視点の問題でファクツの問題ではないように思います。が、私は結果論と今後の予想に関心があり、そのあたりは、この話題に関心があるみなさんがご自由に受け止められればいいだろうと思います。しいていうと、2の線はないですよ。
 ”海外における銀行・保険会社の位置づけ”については、これは単純に、問題の遠近感の取り方だと思います。私としてのコメントは、「あのぉ、規模は350兆円なんすけど」というくらいです。というか、この問題は国際的には、「だから、総務省管理っていうのもありだよね」という受け止めはないだろうと思います。が、繰り返しっぽいですが、それ以上はないです。
 一連の対話を早々に終了したいということではなく、問題のパースティブの重視の問題です。
 財投機関債の鵺部分について、リフレ派のかたから、きちんとした回答をいただけたことを感謝します(svnseedsさんには伝わってなかった感じでしたし)。結果、このあたりの問題理解にはそれほど差異はないように思います。
 別の切り口で言うと、私は郵政民営化問題に財政再建問題を関連つけていないので、問題の視点が違うのでしょう。また、逆に、私は、今回の小泉再選が、首相の位置づけを変える(政治の意志決定性を高める)という意味で賛成しています。
 余談めくと、こうした議論は、テクニカルなので、あまり選挙マターではないなという思いもあります。
 その意味で、単純に割り切ってしまえば、銀行業・保険業が国営というのは、原理的には(ただしがき)、先進民主主義国ではありえないよ、という線だけでもいいのかもしれなせん。(その意味で、民主党にも充分可能性はあったのにこの間の経緯はとほほ。)