そういえば…

 8月も20日かそろそろ夏休みも終わるな……わけねーのに、いまだにそんな思いがするのはなぜだろう。いや、それどこか、48歳にもなって、夏のこの季節になると小学生くらいだったころの思い出が胸にきゅんきゅんとくるのはなぜだろう。あのころの夏の思い出がいまも同じようにあるような気がする。木々の陰、空の色、臭い、汗、土、…。
 とはいえ、身体のこともあってそれほど夏を満喫できるわけでもないし、ま、なにかと人生は思い通りにはいかない。ある程度エアコンのなかにいる。今日は何していたっけ。なんとなく残務整理のような感じではあったな。
 金曜日はブログをオフにし、できるだけパソコンもオフに、と思うが、実際にはそこまで徹底もできない。ニュースにはできるだけ触れない。テレビは見ない。ラジオもきかない。本をぱらっとめくったり…。iPodは聞く。
 ホリエモンがホントに出馬すると聞いていたが冗談だと思っていた金曜日。だが、なんか、たった一日の情報オフだったのに、この一週間なにがあったのかという感じでびっくりした。
 結果的に私は多くの情報に触れているようでもあるが、さて、本当にそうなのか。
 先日なにげなくテレビを見かける機会があり、なんか叫んでいる男がいて、あーこれがギター侍ってやつかと思った。ま、そんな程度だ。
 沖縄では昨日がウークイであった。だから、十五夜でもあった。いつでも、海がそこにあった八年の日々。三十代半ばから四十代半ば。
 三十代半ばのころ、けっ、自分も爺ぃになったなと思った。いや、もう、オレだめかもと思った(あたりかもね)。でも、今、思うとまだ若い。
 覗き見しているYさんの日記に「恋人」という言葉あるとき、その言葉の響きに、なんか、洋物の小説でも読んでいるような気がする。彼氏は三十代半ばであろうか。現在の三十代半ばは随分若いような気がする、というか、私の世代の二十五歳くらいかな。
 現代では三十過ぎてナンパとかしている兄さんも多いし、その歳でモテが気になるらしい。ま、気にはなるだろうな。
 私の世代では、いや世代論でもないか、三十過ぎてだいたい、人生投げていたと思う。あの感じは、すると、現代の子は四十歳くらいでそうなるのかな。よくわからんが。
 人生投げてみるというのもそう悪くない。けっ、俺の人生だ。人様に迷惑かけてるわけじゃないんだからどうしようが文句あっかよ、である。ま、と書けば子供じみたいものだが、思い返すに、勝手にするというよりは、孤独を受け入れたような気がする。
 なんかなにを書いているのかわかんなくなったな。
 そういえば少し陽が短くなってきている。夕飯はなんかがーっと中華というか炒飯でもがーっと食いたいなとかおもって、タバコ臭い時間帯もなんだからと明るいうちに店にいくと、混んでいた。なんで? ま、いいや。高菜炒飯、水餃子、酢豚。店員の女の子が妙にがっしりしている。なんか体育系? ま、どうでもいいんだけどさ。
 そういえば、昔オフィス近くに住んでいたころ近くの焼き肉屋のウエートレスが三姉妹で、体躯が大きかった。韓国人だっただろうか。どうも三人とも日本語が変だったが、よくわからない。焼き肉屋でがっしりした若い女が切り持っているというのはよいといえばよい。あそこはそこそこにうまかったな。焼き肉屋ではなくちゃんとした朝鮮料理屋でもあった。もうない。
 そういえば南漢亭に行かずして久しい。あの繊細な料理をどうやって作っているのかと気になって覗いたらそこに長髪の白髪の凛とした老女がいた。なんか見てはいけないものを見てしまったような気がした。
 話がさらに支離滅裂なので、これはおしまい。