意志を養うにはゼロから作ってみること

 うまく言えないのだが、なにかをするとき、ゼロから作ってみること。プログラムでスクラッチというか車輪の発明というかというのは冗談だが。というのも、ゼロから作るというのともちょと違うか。
 なにもない状態と意志の発現を明確に意識すること。
 自分についていうと、旅がそうだった。どこかに行きたいというだけではなく、自分の意志でそこに自分を置いてみるようにすること。つまり、ツーリストとかのお膳立てではなくということ。
 なにかができたとき、その存在の根幹に自分の意志が明確に反照されるようななにかを作り出すという経験のなかで、意志とのコミュニケーションのコツのようなものを覚える。
 いまひとつうまく言えてないかもだが、自分が意志以外ゼロになる感覚というのだろうか。
 設計書を書いてそれが可能な条件を作りそしてそれを実現するという手順はシステムである。
 もちろん、結果的にはそうなるのかもしれないが、そうではなく、意志がゼロからなにかを作り出すという意志の発現の感覚が重要。
 既存の条件からリダクトされるものではなにか。
 こうすればこうなる、ではなく、こう意志したからこうなるというなにか。