もうちょっとまじめにやる気を出す方法

 なのだが、これは、意志を持つこと。
 心のなかにきちんと意志を獲得すること。
 あー、私は、これをするのだという意志を持つこと。
 意志の特徴は、無理をしないこと。長くやること。くじけないこと、というか、意志があれば、諸問題をただ解決していくだけなので、問題はできるかできないかという二つだけなので、くじけるという選択はない。
 そして、どうも、意志というのは、できないと予想することではなく、それをすることが人生になってしまうようなそういうありかたのようだ。が、ま、あまりそう考える必要もないだろう。
 意志を持つというのは、ある種の無意識との対話みたいなものなので、そういう心の問いかけみたいなコツというかがないとうまくいかないのではないかとも思う。
 多くの人は(自分も十分に例外ではないかもだが)、なにかをするとき、できる(自己の能力)=自負心、みたいなものを世界に向けてしまう。それは、つねにできない、というか、自己能力への不信の無意識のポテンシャルを高めてしまう。しかし、それこそが、失敗の元。
 意志を持つ人間には、自己の不信というマイナスのポテンシャルがないだけ、楽になる。
 っていうか、たぶん、意志というのは、結果を神とかそういうなにか超越したものに預けるという心構えのような感じもする。
 自分なりになにかをする使命みたいなものがあれば、能力はそれに付随するわけで、そのあたりの使命というか呼び出しというか、無意識からの問いかけというか、それが意志なので、むしろ、意志を持つというより、意志を聞くのだと思う。
 自分がなにをするかというのは、実は、そうした意志から問われていることにのんびり従うことなんだろう。
 とか、書くと、どうも宗教めいているのだが。