今日の新聞各紙社説は…

 G8関連で曖昧な社説ありだが、ま、そんなものか。アフリカ支援とかなんかピントがくるっているのが多すぎ。
 「アフリカの貧困を救おう」とかストレートに言い出す馬鹿も多過ぎ。政治体制の問題であり、直接的にはイスラムが関与しているという意味では、現在のテロなどと同じ線上にある。とはいえ、そのあたりがダークになるのは旧体制の左翼言説が通じそうだし、中国様の資源外交っていうか尻馬に日本もだけどのあたりがタブー化している。
 端的に言えば、アフリカにきちんと文民統制された超国家の軍事力が必要なのだが、誰か言っているのか? 
 そのあたりを言うとまた反米のうじゃうじゃが出てくるのだろうか。米国批判はいいけど、味噌糞批判が多過ぎ。
 他に産経の小泉支持路線はとりあえず正しいと思う。民主党なんとかしろよと思うがダメかも。
 日経のWinny話というか、この手の話、へなへな。
 というか、広義には、なんかIT系の話が世間様と乖離しているのだろうな。
 「そういうおめーさんもだいぶ世間様から乖離しているよ」とか言われてへこむと反動でモヒカン族入りだよな。
 ま、「はてな」にいてほざいている分にはなんでもかんでも、はてな、だけど。っていうか、ほざいている部類にもならんがのぉ、キッコロ

●日経社説 活性化が必要な電力取引所

 とりあえず正論かな。

●産経社説 サミット閉幕 総合的な外交力の向上を

 特になし。

●産経社説 郵政民営化 参院否決で失うもの見よ

 道路公団有事法制拉致問題、郵政改革…。いずれも歴代政権が手をつけることができなかった政策課題だ。理由は、既得権益や絶対平和主義の壁が立ちふさがっていたからだろう。
 不十分さは否めないが、小泉政権が初めてこうした改革に取り組んだ歴史的な意義はだれもが否定できまい。

 そう思うよ。

●毎日社説 アスベスト禍 これは労災というより公害だ

国は8日、08年までに実施の方針を表明したが、もっと早い対応が、なぜできなかったのだろうか。

 マスコミ同罪。

●毎日社説 ロンドン大会 テロ克服し五輪精神広めよう

 オリンピックもプロレスも大衆興業以上のものではない。Q.E.D.

●読売社説 [研修医制度]「医師の能力向上へ定着が肝心だ」

 難しい。「何か問題でもあるのか」とか放言しがちだが。
 基本は医者というのが起業家であり、マーケティングを必要としているということでもあるのだろうけど、近代国家における医療というのはそれだけのものでもない。

●読売社説 [アフリカ支援]「金額だけが一人歩きせぬように」

 パス。っていうか、根本から違うと思うが、このあたり。

日本にはアジア向け援助で、“成功体験”がある。相手国の実情に応じて、無償援助と円借款、技術協力を組み合わせ経済・社会の基盤整備を促し、経済的な発展、自立に貢献した。

●朝日社説 野球とソフト 五輪だけが舞台じゃない

 まるで関心ねー。
 テコンドーはどうなった? 金雲龍は?

●朝日社説 サミット たそがれが漂った

 ま、そういう見方もあるのだけど、ちょっとインテリ嫌汁出過ぎ。

今回、中国やブラジル、インドなど経済成長が著しい国や、貧困に苦しむアフリカ諸国の代表が招かれたのは、今後の進むべき方向を示している。

 という転機があるという意味でもちと評価してもよい。

とはいえ、アフリカに住む多くの人々の生活を支えるのは農業である。先進国が農産物の市場を開放する一方で、農産物の輸出補助金をなくさなければ、アフリカの貧困はなくならない。先進国が農業問題でどれだけ譲ることができるかは、これからのWTO世界貿易機関)交渉にかかっている。

 それはある意味で正論。で、その先になにがあるかというと、中国がらみのGMOなんだよ。