そういえば…

 お前はキチガイだと言われたことはなんどもある。
 今でも馬鹿だと言われる。そりゃご明察。
 精神疾患だからこうしなさいとアドバイスされたこともある。
 若い頃、そういえばカウンセラーに、ちょうど精神医学の専門家のかたがいらっしゃるから面談してみると言われてあったことがある。動物のように見られた。その間、彼はパイプタバコを吹かし続けていた。今、思うと、おめーのほうが相当に変だよとか思うが。で、結論は異常なし。
 そういえば、離人症っぽいというかそのもだったかの状態でもあったな。
 見当識に問題があるといわれたこともある。思い出すと、ネットだ。ネットに関わってから、とくに、その手の反応が多い。どいつもこいつも匿名なんだけどね。
 以前にも書いたかもだが、私は、けっこう人の批判とか罵倒は真に受ける。あー、そーゆー可能性もあるかなと思う。罵倒者はどこかしら私の無意識でもあり、無意識という他者は非常に狡猾なものだ。
 そして、私は、そうした批判なりが正しいか、時間をかけて検証する。こっそり、じっくり。
 あまり嘘でもないと思うが、そうした批判仮説はあまりあたっていない。
 けっこう人の言うことって変なだけという結論に落ち着くことは多い。
 自分が他人にホゲとかいっているのとおなじくらいの精度だろう。
 仕事をするようになって…と言い出してみて、私は今でいう典型的な引き籠もりでもあったか…、わかったのだが、意外に大人というのはまともに仕事ができない。驚いたのだが、責任感というものがない。劣悪な職場にいたのかもしれないのだが、これは驚きだった。
 いつもジョブは人が放り出したのを引き受けた。技術的に難しいのもあり、クライアントが難しいのもあった(台風の日でも大雪の日でも、交通機関が止まって3時間歩いても、クライアントに叱られに行ったな)。どんなにきつくてもジョブを投げ出すことはなかった…と言いたいが、そうでもない数例はある。悔やむ。そして、歳を取るにつれ、案外若い日に見た無責任オヤジの一人になっているのかもしれないとも思う。
 ま、社会に出てみたら、私のようなダメ人間が最後までジョブに噛みついていた。もちろん、そういう仕事はきついからボロボロにもなった。
 人間というのは変なものだなとも思った。
 というか、自分がどっか異星から来たような感じでもあった。
 話が循環するが、なんとなくだが、それでも、自分はどっか狂っているだろうなとは思う。ま、社会に害を与えない程度だろうし、ネットの書き散らしについていえば、嫌なら見ない自由は保障されているし、ま、法的にも問題ない範囲ではあろうし…ま、そんなとこ。