今日の新聞各紙社説は…
出生率のことはたいして話題にもならなかった。そりゃそうでしょ。統計を詳細に見てないが、地方と都市との差異も変化がなかったか。
韓国漁船問題に触れたのは毎日だけだった。他紙は明日触れるのだろうか。この問題は原則的には竹島関連の日韓の問題とはとりあえず独立だし、毎日が指摘しているように麻薬などの問題もあり、けじめはけじめとすべきだ。
だ・が、ちょっと朝のテレビの音声を聞いていたら延々と映像を流しているげ。つ・ま・り、これって最初から映像マターとして用意してたんじゃないの、日本。っていうか、これも一種の世論誘導の一環?
●日経社説 買収防衛策は公正な設計に
これが社説で扱うべき問題なのかわからん。
●日経社説 抜本的な中医協改革の姿が見えない
この問題はよくわからない。
大筋で言うと、厚生行政みたいなのは抜本的な変化というのは危険なもの。
●産経社説 出生率最低 20年後の社会考え対応を
ここまでくると毎年発表される目先の数字に一喜一憂している場合ではないだろう。次世代を見据えた対策に一年や二年で答えを出すことはできない。少子化と人口減少を避けがたい趨勢(すうせい)として受け止め、日本がどのような姿の社会を目指すのかを戦略的に考える必要がある。
で読み進むとなにもないのでした。しかたないですけどね。
●産経社説 河野氏発言 中国の分断策に乗る恐れ
河野洋平のことは考えたくもない。
こいつ、沖縄少女暴行事件のとき、うやむやにしようとしていた。腐った卵のお風呂に入っていてください。サイテーの政治家。
●毎日社説 骨太方針05 国債30兆円枠を復活せよ
標題以上のことはなし。
毎度の毎日社説で想定される以上はなし。
とやかく言うな大人なら。
●毎日社説 海上対峙 危うさ感じる韓国側の対応
標題の論調かなと思って読み進むとボロボロ。
漁船への立ち入り検査の拒否は、結果的に海保の捜査を妨害したことになった。海上保安官を乗せたまま逃亡した事犯はかなり悪質だ。双方の捜査が十分に担保されなければ、暴力団の麻薬の密貿易など、より悪質な事犯の摘発が困難になるだろう。
日韓犯罪人引き渡し条約によって、韓国人の窃盗グループが韓国の捜査当局によって身柄を日本に移送され、警視庁に逮捕されたことが明らかになった。犯罪捜査での連携が両国にとって大きなメリットがあることは明らかだ。
ということなんだから、そして、これは言論なんだから、ガツンと韓国を責めておくべき。
日韓関係とかの問題じゃないよ。
●読売社説 [外来生物法]「固有の生態系を守る一歩だ」
と人工無能が書きました。
●読売社説 [出生率1・29]「低下傾向をどう反転させる」
ギャグで書いているのでなければ…。
通常の比較に使う小数点第2位で見れば前年と同じで、横ばいだ。しかし第3位まで計算すると1・289(前年1・291)で、わずかながら史上最低値を更新した。
●朝日社説 まだら景気 雇用に目を向けよう
思いつきでこういうテーマを扱ってはダメの見本。
利益が雇用や賃金に振り向けられてこそ、経済に力強さや持続力が加わる。配当で株主に報いるだけでなく、若者や中高年を正社員として雇い入れることに本気で取り組んでほしい。家計に潤いが出て、消費にも弾みがつく。
その効果は目先の景気にとどまらず、ゆがみが出てきた社員の年齢構成をただし、社内で培った技術の継承などで企業自らの競争力にも結びつくはずだ。
床屋談義だよ、それじゃ。
単純な話「若者や中高年」とまとめられないから面倒な問題。
朝日新聞の社員のように優遇された層の待遇を削るというのが普通の国家の施策なのに。
●朝日社説 靖国参拝 重鎮たちからの忠告
目下の問題はこういう形而上学ではない。対中国ではない枠組みで外交メッセージをどう出すかということ。そしてそのためには、小泉というブラックボックスの利害がどう動いているかというダイナミズムが重要。
なにかとなにかとS学会だがここはひとつどーん、と。