今日の新聞各紙社説は…

 メインの話題は日中韓外相会談だったのか。さらに加えて言うべきことはない。が、しいていうと、日韓の最大の問題は水産業と貿易ではないのか。このまま韓国の海洋破壊を放置していいのか。
 対独戦勝60年だが、旧東独が荒れるだろうなと思う。日本にはたぶん報道されないとも思うのでなんとなく見ておこう。

●日経社説 FRB議長に最後の試練

 これってブログ並のぼけ?

●日経社説 改善は足踏みなのか日中韓外相会談

 なんかパス。どうでもいいよ。

●産経社説 エイズ予防指針 企業の役割なぜ触れない

 論旨不明。

●産経社説 東アジア共同体 価値共有こそ意味がある

 ちょっとお小姓だが、大筋はこれでいいと思う。

アジア欧州会議(ASEM)など一連の外相会議で、日本が十二月初開催の「東アジアサミット」にインド、オーストラリア、ニュージーランドの参加を求めたことは適切である。

●毎日社説 少子化 人口減少好機に、ゆとりある都市作りを

 まだやっている、これ。なんか粘着。
 市民社会のレベルで見て、自然が豊かなのは東京ですよ。木陰を保持した公園なんてもの、まがりなりにも市民が歩ける歩道なんてもの、東京以外にないと思う。

●毎日社説 東アジア外交 中韓との関係修復は急務だ

 これもよくわからないこと言っているなと思う。実際のところ、関係をめちゃめちゃ(NHK用語)にしたのは中韓であり、その内政的な要因。とりあえず実務・経済面で順調であればいい。どちらもかなりのリスクをもった国なんでそんなところに日本が首を突っ込む意味がわからない。
 六者会議は重要だが、一義には米国、そして中国、そしてロシアというくらいではないか。

●読売社説 [日中外相会談]「関係改善の道筋はつかなかった」

 よくわからない。中国と表面的に関係改善するメリットなんかあるのか。

●読売社説 [対独戦勝60年]「参列する小泉首相の微妙な立場」

 社説はさして面白くもない。
 対独戦勝60年記念だが私は荒れると思っている。

●朝日社説 シリア軍撤退 中東和平につなげたい

 なにを今更と読み進むと、これが面白いのである。

 ここはイスラエルにとっても、仲介役の米国にとっても考え時ではないか。国際的な圧力に屈する形でレバノンから手を引いたシリアをさらに孤立させることは、地域を不安定にするだけだ。

 面白いこと言うなぁ。
 文章の表層だけ見れば、実際そうでもあるし、この間の米外交を見ればまさにシリアを孤立させまいとする慎重なものでもなった。

●朝日社説 参議院 まずは定数是正を

 これは正論。基本的に参院不要だし。