今日の新聞各紙社説は…

 福知山線事故については、各紙無難のところをまとめている。であれば、あまり社説の用はない。日経が精神論を説いていたがこれはだめ。安全はシステム的に保持されなくてはならない。
 ちなみにこの件は⇒極東ブログ: JR福知山(宝塚)線脱線事故に思う
 日経の「日豪パートナーシップ深めよ」はよかった。まったくだ。

●日経社説 日豪パートナーシップ深めよ

 おお、これはよいぞ。内容はないが。

●日経社説 惨事は安全最優先を忘れて起きた

 無難と言いたいが、これは違うと思う。

命を預かる責任の重さを、鉄道事業者はもう一度確認してほしい。

 違うのだ、この問題こそシステム的な対応が必要になる。

●読売社説 [尼崎脱線事故]「こんな大惨事がなぜ起きた」

 事故を起こした車両は軽量で速度向上を図れるステンレス製だったが、事故時の衝撃に弱い、という指摘もある。
 現場付近には自動列車停止装置(ATS)が設置されていた。だが、赤信号での進入をチェックするだけの古い型のもので、電車が制限速度を上回っても作動しない。新型が導入されていれば、惨事には至らなかったのではないか。

 ひとつの論説のパターン。

●朝日社説 小泉政権4年 空費する時間はない

小泉首相はきょう就任4年を迎えた。本来ならもっと窮地に立たされておかしくない小泉政権である。

 「本来なら」ってなんだ?

●朝日社説 脱線事故 大惨事はなぜ起きた

 無難な社説。