svnseeds 反対にくだらないと思ったのは、

ルソー、ヘーゲルマルクスアレントハーバーマス、ラスウェル、ロールズあたり【敵を作ったsvnseeds】。

 あはは。
 カントとかはその本に載ってないのか?
 話はずっこけるが、思想史なるものは、誰が作ったのだろう。リセの教科書か? すると、結局、コジェーブか。昔、クリスマスなんたらというフランスの三流小説を読んだとき、子供が大人に一番頭のいい人は?というのにヘーゲルとか答えていた。あれは60年代だったか。
 漱石などを読むと、彼がけっこうウィリアム・ジェームズとか読んでいて面白い。あのあたりの明治の本格的な知識人の系譜はどこでどう消えたのだろう。近代の超克あたりになると、一気にヘーゲルだしな。ってか、左翼からヘーゲルとなったのか。のわりには、左翼ってヘーゲルまともに読んでいる節もないし、どだいレーニンが読めちゃう頭脳なんでもう毛沢東とかがぴったりだし…というわけであの陰惨な低能時代に突入していくわけだが、ま、ネパールでがんばってくれって、洒落にもならん。
 カントあたりは、きちんとあるか。
 そういえば、ベルクソン本人は、フランスのいわゆる思想史的なものを見て、こりゃあかんわということで哲学を始めた。小林秀雄が傾倒しているし、ま、澤瀉久敬もいるのだが、しかし、この系統も日本にはないね。ってか、パスカルとかデカルトとかそういうのが…森有正とかかな。
 うすぼんやり考えると、哲学史っていうのは、やっぱし、ドイツで、ヘーゲルってことか。それをフランスが毎回輸入したと。その基本に神学とかパスカルデカルトみたいな流れもあった、と。英国は英国で別にあった、と。で? みたいだが。
 と、思ったのだが、これらの根には、神学と論理学があるのだが、そのあたりが、やはり日本ではまるっきりずこんと落ちるのだろうろうな。これは、結局、朱子学陽明学というか宗学を日本がずっこんと欠落させてしまうのと同じか。