柳宗悦―時代と思想



著者:中見 真理

販売:東京大学出版会

価格:\6,510

媒体:単行本



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 この本を読んだわけではない。アマゾンで見たら、すげー高い。
 著者中見真理のラジオでの話を約2時間聞いた。風邪で伏せっているときには、柳宗悦についての話を聞くのがよいと思っていた。すごい、はずした。朝鮮には朝鮮の美があり、沖縄には沖縄の美があり、各様にあることそれが平和の思想なんだそうだ。あほか。
 民衆の生活が生み出す美というものに真摯に向き合って語れば、平和は自ずとそのなかに含まれるのだ。あるいは、そのように美から人々の生き様を見ていくことだ。人が生きることはその根幹に平和への希求があるのだから、それを上から、平和が思想として問われるのは、柳のように時代がその人を試すかどうかにかかっている。
 アマゾンからひく。

【担当編集者から】
 柳思想から,平均的な人間が日常に根ざしながら担っていくことのできる平和論を引きだせると考えた著者は柳に注目し,研究をすすめた.この時代が目に浮かぶようである.

 つまり、柳宗悦が平和論のダシというわけだ。「この時代が目に浮かぶ」というけど、そんな昔じゃないよ。