IP電話導入を悔やんでいるのは誰?

 ただし取材をさせていただいた範囲では,多くのトラブルに遭遇しながらも,IP電話の導入を後悔していた企業は1社もいなかった。これは特筆すべきことだろう。IP電話導入がまだ一般的でない1998年ころから,内線電話のIP化に取り組んだ企業ですら,「IP電話の導入は時期尚早だった」と悔やむことなく,創意工夫で対処してきたという。

 とはいえ,筆者が聞いた「後悔していない」という声は,ネットワーク担当者の強がりかもしれず,「実は後悔している」とは,導入を決めた担当者としては口が裂けても言えないのかもしれない。さらに,エンドユーザーの方はネットワーク担当者とは別の意見の可能性もある。「ネットワーク担当者はIP電話を導入して満足しているようだが,エンド・ユーザーとしては使いにくくて困る」・・・などだ。

 ネタ?
 個人的には、IPを導入されたところのおかげで困ってますです。