はてなQ 神とは解釈不能な事象に対して思考停止する時に用いられる概念の総称である。

 つまらん洒落だが…神はどうでもいいとして、「解釈不能な事象」というのはどういうことか。解釈というのは、解釈体系Kだとする。この対象となる事実なりがあるのだろうが、その事実とは命題群Mである。Mを産出する構造がKに写像できない、ということか? 端的に命題mがKに写像できないというのがいいか。
 っていうか、解釈不能というのは、オートマトン的に見ると、決定不能と同じか。つまり、真偽値を持たない、と。
 すると、思考停止、これを、思考=解釈と解していいだろうから、オートマトン的な定義とは矛盾する。なぜなら、停止しないから。
 現実的なマシンでは停止するから、やはり停止はありうるわけで、その場合は、決定不能の近似値ということか。
 いずれにせよ、解釈不能、という状態は、開かれているか、あるいは、KがMによって真偽値を与えられないと証明ができている場合に限る…だが、証明にオートマントンを使えば同じか。いずれにせよ、解釈不能は事象であると判定することは思考停止を要件としないとはいえる。
 そうするとそうした事象を指向する概念もありうるわけもない。