朝日社説 米軍の再編――安保の枠内でできるか
日本からすれば、沖縄の基地の負担をいかに軽くするかも重い課題である。
という沖縄についての言及が孤立してぽつんと挟まっているのだが、考察はなし。
沖縄の基地は、実質、本土側の日米安保によって、戦後その機能が移転されたものだ。しかもその移転というのは、本土の国体からして米軍をのけるということだ。現在在沖米軍のグァム、オーストラリア移転が叫ばれているが、あの時点で、沖縄は日本ではないということで移転されたのでそういう論理だったのだ。
1972年に復帰した時点で、ありゃ、と考えるべき問題だった。
「極東」事項については、すでに湾岸戦争のときに組み込まれたので、いまさらである。自衛隊問題と似た構図だ。