今日の新聞各紙社説は…

 ちょっと頭がぼうっとしているので、読みが甘いかもしれないが…。
 朝日の五四運動の話がいきなり共産党講話になっていて驚いた。ネットをみたら、あまりいい資料がない。このあたりの歴史はきちんと通史にしないといけないし、しみじみ日本側の対抗的な歴史が必要であるようにも思うのだが、産経系とかだと案外ダメなのではないか。国粋主義とかプチナショナルとかいう以前に、当時の時代と日本の置かれた状況のなかで普通の国としてどう行動するかというあたりまえの歴史がないと。
 このところ読売の核問題の調子が素っ頓狂なのはなぜだろう。

●日経社説 会社 取締役が変わる──社長に対等に物申すチェック役に

 すごぶるどうでもいい感じ。

●産経社説 介護と障害者福祉 統合めぐる議論を透明に

 大筋ではこれで正しいのだろう。カネの問題はカネの問題としてみないとわからん。

●産経社説 治安回復 世界一安全な国を目指せ

 よくわからん。問題が明後日向いているように思う。ニューヨークのように小さい犯罪でもきちんと取り締まるという積み重ねがよいのではないかとは思うが。

●毎日社説 裁判員制度 市民も法廷傍聴から始めよう

 そういう問題か。パス。

●毎日社説 ODA増額 小泉首相は援助哲学を示せ

 問題がよくわからない。
 一種の資源外交としてしかたないんじゃないかとも思うが。

●読売社説 [原爆展]「核不拡散の訴えを広げる機会だ」

 読売どうした。頭の中がお花畑だぞ。
 こんなしょうもない問題にかかずらわっているより、カネが切れそうなチェルノブイリの支援でもしてはどうか。タヒチの問題とかも。

●朝日社説 五四運動 重なり合う反日の歴史

 冒頭、いきなりバカバカしくて読めるしろものではない。

第1次世界大戦が終わった翌年の1919年5月4日、北京の学生たちが反日に立ち上がった。パリ講和会議でドイツが山東省に持っていた権益を日本に奪われようとしていることに抗議してデモ行進し、その運動は全国に広がった。五四運動である。

 ネットを眺めたらあまりいい資料がない。
 このあたりは面白かった⇒中国反日デモと五四(青年節)運動への誤解
 当時の国際的な常識としてはドイツの権益が日本に移乗されるのは不思議でもない。「権益を日本に奪われよう…」って、そりゃむちゃくちゃな。ベルサイユ条約にも明文化されることでもわかる。むしろ問題なのは、この時の米国の動向だがそれはメンドクサイ歴史議論になる。

●朝日社説 管制ミス ぞっとする、この怠慢

 詳細がよくわからないのだが、数名忘れていたというのなら、怠慢というよりシステムの問題ではないか。