1.VII. Distortions of Miracle Impulses

 かなり難解な節だが、これで第1章が終わる。
 "physical impulses"とあるのは、当初、性的な衝動となっていたもをワプニックの提案で書き換えた部分だと思われる。この節の規定には、性的な衝動に近い、なにかがもとになっていたことも難解さの一部だろう。
 節の後半は、畏怖(awe)の言及があり、これもおそらくテキストを書きだしたころのヘレンの恐怖心との関連があるだろう。Acimが開示されるころヘレンにはかなりの超自然的な啓示の体験があり、そうした関連もありそうだ。
 第1章はいろいろな意味で、Acimにおいてもっとも難解な章なので、なんども立ち返ることになるのだろうが、全体として啓示と畏怖の関連では、超自然的な含みがありそうにも思える。