時事メモ

The IRS plot thickens - The Washington Post

 IRS問題がくすぶっていてごまかすなということ。

FT:Morsi takes Egypt towards the abyss

Divided country needs consensus and statesmanship

Egypt desperately needs inclusive governance. Consensus is Mr Morsi’s only way forward.

 ワシントンポストでも同じ論調だが、現状ではモルシを支持するしかないということ。率直にいうと、このあたりが西側の腐っているなあとも思える部分だ。結局、西側の認識ではいろいろ言ってもムバラクと変わらない。
 モルシの問題は、同胞団のオモテに立ちながら、裏で米国や西側にすり寄り(対イスラエル問題で明白)、軍部との調停を行っている。つまり、この状況はまさに軍部が望んでいる調停そのものであり、軍部と西側が妥協点を探っているような状態。

FT:Time to release the UK’s trapped gas

The country’s big shale gas holdings need to be explored
 英国のシェールガス問題。環境保護関連でももめている。

FT:Political politesse

Voters share the blame for brutality of modern politics
 濠州の政争。ギラード降ろしは実に醜悪だった。

Human genetics: life science | Editorial | Comment is free | The Guardian

 ミトコンドリアレベルの「治療」で子供を産むことの是非。英国では認可された。というか、ミトコンドリア病治療のために健常なミトコンドリア卵子に移植して体外受精する治療が推進されそう。
 Nature⇒Wide support in UK for novel DNA 'transplants' in human egg cells : Nature News & Comment

メモ

 WPは昨日について米国ドメスティックな政治の話題。日本や他の世界にはあまり関係ない。しいていえば、IRS問題は根が深そう。
 FTがエジプトモルシ政権に言及。WPもそうだが西側の思惑が社説に露骨に出ていて、現状の問題点(軍部)がうかびあがってこない。なんだかんだいっても、エジプトの国民よりもエジプトの軍がイスラエルの安全保障に重要なので、そこが西側の話題になる。
 ガーディアンにあるミトコンドリア治療は人間倫理的には問題だが、これって、日本ではあまり話題になりそうにない。なんだか、日本って現代における中世みたいな場所だなあ。