6月1日、土曜日

 夏始まる。
 手塚治虫のBJ、ブッダ火の鳥が無料公開されているので、もう処分しちゃったブッダを20年ぶりくらいに読み直してみた。自分が読んでいたのと微妙に違う感じがしたが、対照できないので不明。
 これを読み出したのは、僕が中学生のころだった。1972年。後半、大きな休載があったと記憶していたが、半年くらいであったか。
 以前の読んだときは、これは仏教ではないし、それはそれでいいとしても物語的に後半に無理があるなと思ったものだった。
 今回読んでみると、そうでもなく、よくまとまっているように思えた。主人公は、タッタと言ってよく、タッタの死はあれでよいと思う。

cover
ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)
 手塚治虫をどう扱うか、いつかcakesの連載取り上げることができるか、少し考えた。手塚からひとつを選ぶとしたら、たぶん、アポロの歌になると思う。