Mame_gohan氏のコメント

 極東ブログのほうではまだネタバレ系の話はしないでMame_gohan氏のコメント非公開にしているが、それを読んで隠していると思われているのもなんなので、こちらに転載。
 ごく簡単にいうと、アオがレイプ犯は私もそう考えているが、理路はまだ書いていない。他も違いますよ。
 というか、そんなに簡単なパズルではないですよ。五色は単純な対応ではなさそう。
 リストの曲の扱いや、パラレルワールドの構造も解かないと見えない。ただ、沙羅まわりで完結したパズルではなさそう。

2013/04/18 18:33 千林豆ゴハン
もっと露骨に書くと、斎藤美奈子を援用するまでも無く
普通に読めば、白根柚木を青海悦夫が妊娠させていた話
で合ってますよね?
 
そして多崎つくるにまつわる2つの話のうち、灰田とシロ、緑川とアオ、は
それぞれ同一人物として読み解いて構わない、と。
 
批評家トラップなのかなあ、、、

2013/04/16 20:53 千林豆ゴハン
そろそろネタバレを含む投稿をしてもいいだろうとおもうけど、この新刊の正しい書名は『村上春樹の陰陽五行殺人事件』ですよね?
 
登場人物たちは風水に沿わない選択をすると応報を受けるという因果がある。
 
だから、名古屋市東区東桜のレクサスショールームという「(五行的に)正しい」場所に勤務をし続けたアオだけが5人のなかでは比較的にまっとうな人生を歩んでいる、ですよね?
 
だから陰陽五行に照らしてクロの証言を洗うと、不自然な点が(推理小説では無いので、あくまでも物語として)浮彫になって、可能性の範疇という問題ではあるが読者の前に立ち表れる、、、だとおもうんけど、批評家トラップなのかなあ。

 コメントが恣意的に削除されるので以下、証拠として保存。

Mame_gohan 2013/04/18 10:25
ブログのほうにはネタばれを含むコメントでしたのでもしも気が向くことが承認いただければよいということで、こちらにはぼやかした形で投稿します。
 
おそらく新刊『〜持たない多崎つくると、〜』にもっとも近い、他作家による物語作品は、ブライアン・シンガー監督作品『ユージュアル・サスペクツ』です。
 
「カイザー・ソゼにまつわる話とは、何だったのか?」という種明かしを最期にし無かったのが、『多崎つくる』。
 
だから死のトークンを受け取ってしまっているつくる氏は、おそらくあの作品の後でこのままでは死んでしまう。名探偵や名刑事では無い凡庸な被害者の一人である彼には、謎が解け無かったから。書名にも開示されている通り謎を解き明かす証拠は、つくる氏にも(主に、灰田から)与えられているにもかかわらず。(『2枚のドガの絵』とか『パイルD2の壁』とか、日米のペーパーバック推理小説のタイトルの付け方と一緒。)
 
つくる氏を救済するのは、探偵(刑事)役を任された我々の側、なんですあのお話。
すると、この小説冒頭の
「大学二年生の七月から、翌年の一月にかけて、多崎つくるはほとんど死ぬことだけを考えて生きていた。」
というくだりは、何もそんな羽目に陥ることは全く無かったのにな可哀想なつくる君、というのが判明する、という仕掛け。たぶん。おそらく。
Mame_gohan 2013/04/18 10:28
× D2 → ○ D3

 この手の話は、ご自身のブログで展開されたらよいと思います。