毎日 社説:尖閣不法上陸 挑発の背後を見極めよ− 毎日jp(毎日新聞)

 大筋そのとおり。朝日より質が高い。

 今年に入って、すでに台湾の保釣団体の船が尖閣諸島沖に接近している。中国本土の保釣船も2、3度、出港を試みて中国当局に制止されたという。香港当局も保釣船の出港を阻止してきた。
 ところが7月、親中国系の梁振英氏が香港特別行政区行政長官に就任してから風向きが変わった。出港が許可されただけでなく、長官が保釣船を励ました。船には親中国系の衛星テレビ局の記者が乗り、尖閣上陸を中継した。このニュースを中国国内の新聞、テレビがトップニュースで報じた。共産党中央宣伝部の指示がなければできないことだ。
 上陸の当日、北京などで中国保釣団体の反日デモがあった。小規模だったが、7月7日の盧溝橋事件75年デモと同じ団体だ。胡錦濤国家主席が結んだ、東シナ海日中ガス田協議の合意破棄を要求していた。反日デモの形をとった反胡デモだ。
 中国の様子がおかしい。秋の共産党大会で党や軍の指導部が変わる。保守派代表と見られた薄熙来・前重慶市党委員会書記の失脚以来、胡主席共産主義青年団派との人事抗争が激化した。いま人事調整の天王山といわれる北戴河会議の最中だ。この時期に反胡運動にもつながる保釣運動がなぜ起きたのか。保釣船の挑発の背景に中国国内の権力闘争があると疑う必要もあるだろう。

 疑うどころか、べたにそうでしょ。そのあたりが、朝日新聞とかに裏ルートで流れているのだろうと「疑う必要もあるだろう。」