朝日 シリアの混乱―「アサド後」への連携を : 朝日新聞デジタル:社説

 これほど事態が悪化しての決議の再三の失敗は、2003年のイラク開戦をめぐる安保理の決裂以来の禍根といえる。

 え? そこは逆でしょ。ブッシュはそこを打開したのだから。そして悪化した理由は国連不正でもわかったようにフランスとロシアが朴東宣と裏で闇取引してフセインとつるんでいたからじゃないか。もっともブッシュのあれがよかったわけではなく、裏にサウジがいたから。今回のシリア内戦も裏にサウジ。そして、禍根というなら、リビア戦でしょ、断然。あれで中露が切れたんだし。

 米欧は、アサド政権の関係者の資産凍結や原油取引の禁止など、国連の枠外で科している制裁をさらに強める必要がある。そのうえで、前国連事務総長のアナン氏が進めるシリアの国民各派による政治対話を、力を入れて支援すべきだ。

 っていうか、アナンが傷を深めさせたのだけど。

 国連の停戦監視団は、停戦が実現せずに少人数で派遣され、あまり機能できなかった。有効な平和維持活動をするには、米欧がめざしたような停戦違反への制裁をふくむ決議が要る。

 というと結局ブッシュと路線としては同じ。

 まとまりのないシリア各派の結集と新体制の構想を進め、「アサド後」への動きが加速すれば、それが、ロシアと中国に再考を促す最大の説得材料になるだろう。

 シリア各派ってなんですかね。