朝日 原子力規制庁―政治と専門家の連携を : 朝日新聞デジタル:社説

 だが、これまでの事故検証が示すのは、政治も専門家集団も過酷事故への備えが甘く、どちらも未熟だったという事実だ。
 政府は早期成立へ自公案を受け入れる構えである。
 独立性を高める点に私たちも異論はない。ただ、専門家の質や意識が変わらないままでは、「原子力ムラ」による支配が強まることにもなりかねない。組織の中立性や透明性の確保は不可欠だ。

 これは、タメの議論。政治がダメなのは当然として、ここでいうかつての「専門家集団」は専門家集団ではないんですよ。関村直人さんとか。
 だから、独立性の高い組織を作ってそこで初めて「専門家集団」が可能になる。
 だから、朝日新聞社説のこの議論は、倒錯している。最初に「専門家の質や意識」っていう、非専門家的なイデオロギーを置いてはダメ。