社説動向

 トキの話題が多いが、どうにもついていけない。
 参考⇒日中トキ、やはり同一種 DNA分析で確認

 新潟県佐渡トキ保護センター(新穂村)で飼育されている中国産トキのヤンヤンと、1995年に死んだ日本産のミドリのミトコンドリアDNAを分析した結果、亜種と呼ぶだけの差もなく同一種に属していることが25日までに、山階鳥類研究所山岸哲所長)の研究で確認された。  現在、同センターのトキは40羽。研究を委託した環境省は「中国産のトキを増やして日本で野生復帰させる計画が遺伝的に問題がないことが判明した」としている。  日中のトキは外見や行動様式から同一種と考えられ、2000年に石居進・早稲田大名誉教授が中国産トキ3羽とミドリの遺伝子の一部を分析し「遺伝的に比較的近く、同一種」としていた。  今回はより精度を上げるため、ヤンヤンの血液とミドリの肝臓の細胞を採取し、ミトコンドリアDNAの塩基配列をすべて解析した。その結果、約1万6800個の塩基配列のうち、わずか11カ所(0・065%)の違いしかなく、形質に影響する差異はなかった。
2003/09/25 11:22 【共同通信