朝日新聞社説 朝日新聞デジタル:社説

 ただし、シリア問題では、現政権が倒れれば終わり、というような単純な解決策はない。このことを国際社会も、反体制派も肝に銘じておく必要がある。
 アサド現政権は、少数派のアラウィ派が同じく少数派のキリスト教徒などの協力を得て、多数派のスンニ派を抑えている。本格的な内戦になれば宗教や宗派が争い、万単位の死者、百万単位の難民さえ出かねない。
 軍から離反した反体制派の一部が武装抵抗を始めている。しかし、政権が武力行使を「治安維持」と正当化する口実に使われ、かえって市民の犠牲者を増やすことになりかねない。

 だから難しいんですよ。リビアも混乱しているし。

 反体制派は、現在も主流である非暴力と不服従を粘り強く続けてほしい。国際社会と民主化勢力が連携を強めることで強権体制を孤立させ、封じ込めて、根本的な民主化を受け入れさせる道を探る必要がある。

 まず、朝日新聞社が中国様を説得するといいですよ。