朝日新聞社説 民主年金試算―出さない方が混乱する : 朝日新聞デジタル:社説

 そもそも、試算を出さないことに、どんな意味があるのか。その内容は、今回の消費税率5%幅引き上げとは別に、約60年後には最大で約7%幅の引き上げが要るというものだ。すでに私たちも広く報じてきたし、野党も知っている。
 それを、あえて隠す方が不自然だし、今回の一体改革の議論と混同されかねない。有権者が「明日からでも7%の増税が必要なのか」と誤解してしまうのではないか。
 民主党はすべての年金制度の一元化と、月額7万円の最低保障年金創設を柱とした年金改革を金看板にしてきた。その過程で「政権交代すれば、誰でも7万円の年金がもらえる」と、有権者に思わせたことは否定できない。

 それはそうなんだけど、民主党の問題はもう政党の体をなしてないこと。