毎日新聞社説 社説:視点・オウムの教訓 今後に生かしたい=論説委員・重里徹也 - 毎日jp(毎日新聞)

 大部な研究書「情報時代のオウム真理教」(宗教情報リサーチセンター編、春秋社)が今夏に刊行された。若手からベテランまで18人の研究者たちが膨大な1次資料を分析している。その記述で、オウムが情報発信能力にたけていたうえ、メディアが結果としてうまく使われていたことが印象的だった。

 また、テレビのワイドショーやバラエティー番組はオウムを「ネタ」として消費し続けた。この本の責任編集者である宗教社会学者の井上順孝国学院大教授は、オウムを不特定多数につなぐ役割を果たしたのではないかと指摘する。

 そう思うね。