朝日新聞社説 日本と韓国―人道的打開策を探ろう : asahi.com(朝日新聞社):社説

 ただここで、韓国の人たちに知ってほしい点もある。
 国交正常化で日本が払った資金を、当時の朴正熙(パク・チョンヒ)政権は個人への償いではなく経済復興に注いだ。それが「漢江の奇跡」といわれる高成長をもたらした。
 また、元慰安婦への配慮がなかったとの思いから、日本は政府資金も入れて民間主導のアジア女性基金が償い事業をした。
 この事業は日本政府の明確な賠償でないとして、韓国で受け入れられなかったのは残念だったが、当時の橋本首相ら歴代首相のおわびの手紙も用意した。韓国は韓国で独自の支援をしたけれど、日本が何もしてこなかったわけではないのだ。

 だそうです。

 野田首相は李大統領との会談で「人道主義的な見地から知恵を絞っていこう」と語った。
 問題を打開する糸口は、ここにあるのではないか。65年の協定で解決したかしていないかではなく、人道的に着地点を見いだしていく。
 それは行政ではなく、政治の仕事だ。日韓の政治がともに探る。そういう時期にきている。

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