なかなかね
2ちゃんストリー物はほとんど関心をもったことがないんだが、これはけっこうぐっと来た。というか、考え込んだ。のたうちまわったに近い。
⇒俺と妻の24年間 BIPブログ
きちんと読み込んだわけではないが24歳同士の男女が出会い結婚し、二人目の子供が生まれる前に妻が不倫という話。それで別れるというのはよくあるし、この話もよくある話の一つなのかもしれないが、子供の手前、結婚生活は続け、子供が自立したら別れようと24年間すごした話。
なぜ妻は不倫したかは妻の言葉なるものが書かれているのだが、実情はよくわからない。
あっという間に時は過ぎというのは嘘臭い感じはした。
ただ、ここはリアルだった。妻を許してもいいかというとき、「だがそうしたら、あのとき感じた悲しみや怒りはどうなる。あの日の自分の気持ちを騙すのか?」それはこなせるかもしれないが、「ここで許してしまうなら、最初から全てを受け入れていればもっと幸せになれたんじゃないか? 妻を許すということは、事件後からこれまでの人生は全て無駄だったんじゃないか? 果たして許したとして俺はどうしたら良いのだろう」これはきついな。
あの時許していたらもっと幸せになれたんじゃないか、というのは、きつい問題だ。空しい問題でもあるけど。
で、と。
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etradrop 男の浮気は一時の気の迷いで終わる話多いけど、女の浮気は一生をかけて償え 2011/12/17
まあ、ナイスツッコミと言えないこともないが。
それはこのケースでは違うかなと思うね。
どう違うかはこれとちょっと関係している。
⇒[書評]どこから行っても遠い町(川上弘美): 極東ブログ
話戻して。
その男性は48歳とのこと。奥さんも同い年。まだ50歳前か。