毎日新聞社説 社説:ジョブズ氏死去 ワクワクをありがとう - 毎日jp(毎日新聞)

 ははは、執筆者、若いのか、分野が違うのか。

 自宅のガレージでアップルを創業したのは20歳の時だった。組み立て型ではなく完成品として1977年に世界で初めて売り出されたホームコンピューターの「アップル2」が大ヒットしたことを受け、IBMなども参入してパソコン(PC)は職場や家庭に広がっていった。
 経営をめぐる路線対立からジョブズ氏は85年にアップルから離れ、アニメーション会社ピクサー・アニメーション・スタジオを買収して映画「トイ・ストーリー」などの製作を手がけた。そして97年に経営が傾いたアップルに復帰する。

 Apple IIを作ったのはウォズ、トイ・ストーリーを作ったのはラセター。この二人は正真正銘の天才。

 パソコンや音楽プレーヤーなどデジタル製品は、汎用(はんよう)の部品を調達すれば、同等の性能の製品を容易につくることができる。
 そのため、ソフトや部品を別々に調達して製品化する水平分業の方が、主要な部品から完成品までを一貫して生産する垂直統合より価格競争力に優れるとされてきた。しかし、それは利益なき繁忙とも呼ばれる状況を生み出した。

 というふうに一般的な経営論にするのが間違いで、ソニーが負けたのは、例えば、メモリー調達のときアップルならグロスが最初から見込めるから誰も同じ価格競争に立てないから。
 しかも、儲けの大半は社説子とは逆で、コンテンツビジネスの垂直統合から来ているのな。世の中がフリーだとか馬鹿さわぎしているとき、エディ・キューが囲い込みをやっていた。

 パソコンの基本ソフト(OS)を一新し、動画や音楽の再生・管理ソフトの「iTunes(アイチューンズ)」と携帯プレーヤーの「iPod(アイポッド)」によりコンテンツビジネスに参入してパソコンと並ぶ事業の柱にした。

 だからそこはそういう一般論ではないんだよ。