終風日記編集後記 twitter婚

 エンタイメントに「chanmのインタビュー」とあり、アイコンを見るにchanmさんと思われる。なにゆえにインタビューと思わないでもないが、今日あたりからツイッターのタイムラインでもこの手の話題を見かけるようになった。リンク先を開くと、ザ・インタビューズとある。新種のソーシャルネットワークであろう。▼他にどのような人が登録されているのかなど使い勝手が皆目わからないが、とうの「chanmのインタビュー」を見ると、「twitterを知らない人に、旦那様との馴初めを聞かれた場合、どのように説明していますか?(我家もtwitter婚なのですが、「友達の友達」とお茶を濁してしまいがちで、何か良い方法がないかと悩んでいます…)」とある。twitter婚か。▼twitterで知り合って結婚ということだろう。私もネット歴は長く、それをきっかけにオフの知人なども増やした時期があった。20代後半から30代前半である。まわりにはネットをきっかけに恋愛や結婚した人もいた。私はといえば、そういうことはなかった。と思い出して、もう一つ運命のようなものであればどうだったかと思うこともない。▼twitterであろうがその他のネットの手段であろうが、人の出会いの運にすぎないではないかと言えば、そうも言える。それだけではわりきれないものもある。ネットは、今では写真の交流などもあるが基本は文章であり、人の内面が表れる。人の内面からふれあうのは、より人間的な出会いの始まりにも思える。▼それでもと思う。友だちと言える人、あるいはもっと深く関わる人いうは、結局のところ人生という時間を実際にともに経過する経験が中核になる。そうした部分がネットのようなものですくい取れるようには思えない。ネットは結婚のきっかけにはなるだろうが、その関係の継続はまったく異質なものだろう。