毎日新聞社説 社説:再生可能エネルギー 原発代替は十分可能だ - 毎日jp(毎日新聞)

 なんとも微妙な味わい。

 短期的には天然ガスによるガス火力発電にシフトするほかない。火力発電所の建設には用地選定まで含めれば通常10年ぐらいかかる。直ちに着手すべきだ。
 天然ガスをめぐる状況は一変している。米国で頁岩(けつがん)中のシェールガスを採取する方法が確立し生産量が急拡大した。中国を含め世界中で開発が進んでおり、国際エネルギー機関(IEA)は2030年までに、世界のガス消費量は50%増加するという。「天然ガスの時代」だ。

 それはそうではあるんだが。対露・対中問題が絡んでくるし、つまり対米問題も絡んできて、日本の外交がさらに複雑になるんですよ。というか、そこがエネルギー政策のキモなんだが。

環境省の試算では、国土をめいっぱい利用すれば2030年、再生可能エネルギーによる発電が年間約3300億キロワット時も可能だという。現在の全発電量の約3割、原発の従来の発電シェアに相当する。理論的には再生可能エネルギー原発の代替が十分可能なわけだ。達成は容易でないが努力目標にしたい。

 これね、簡易でもスマグリがあればできるとは思う。
 まあ、現下、ポピュリズム原発から逃げてしまうのはわからないではないけど、困った風潮だなあ。

 われわれの次の世代は今以上に資源の有限性に突き当たる。少ないエネルギーで効率的に動く日本にしなければならない。「分散型」「地産地消型」のエネルギー構造に組み替えるほかない。それには再生可能エネルギーが最も適している。次世代の安全・安心のため行動を急ごう。

 いや、人類は遠い未来に安全な原子力を手中にするのですよ。