毎日新聞社説 社説:英紙盗聴事件 大衆を裏切った大衆紙 - 毎日jp(毎日新聞)

大衆の味方だったはずの大衆紙が大衆を裏切り、一般の人々を敵に回したのが今回のワールド紙の事件だ。廃刊によって168年の伝統を捨てるという代償は、自ら招いたものといえるだろう。

 大衆紙が狙うのは大衆の関心であり、裏切るというならその関心への裏切り。そう見るなら、まさに大衆紙のあっぱれな末期。
 廃刊もまた、マードック氏の経営が生きている証拠。TBSは今日死にましたといって生きてつづけるよりはまし。