読売新聞社説 池田小事件10年 日頃の備えが子どもを守る : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 事件当時、池田小にいたある教師は、転任先で安全性を高めるための提案をし、受け入れられた。サンダル履きの教師を、不審者に迅速な対応ができないとして、運動靴に履き替えさせた。
 教室が1階にあると、不審者に侵入されやすいため、上の階に移動させたという。
 通学路の安全確保も欠かせない。事件後、人通りのない危険な場所を記した安全マップ作りや、住民たちで登下校時の子どもを見守る地域が増えた。
 その地図や取り組みも、現状に合わなくなってはいないか。常に再点検が求められよう。
 池田小は昨年、世界保健機関(WHO)から、「インターナショナル・セーフ・スクール」に認証された。国際的に「安全な学校」とのお墨付きを得た。
 特に評価されたのは、全学年を対象とした「安全科」の授業だ。不審者への対応訓練のほか、水難事故を想定し、着衣のままプールに入る。火災訓練では発煙装置を使い、床をはって避難する。
 犯罪や自然災害から身を守るすべを、子ども自身に学ばせることも重要である。

 なんかヒジョーに論点が違う気がするが。