今日の大手紙社説

 特になし。世情がよくわからんというのはあるが。
 ⇒【放射能漏れ】「結婚して子供産みたい」 東電の住民説明会で怒り、困窮の声 - MSN産経ニュース

 「結婚して子供を産むという夢がある」「原発事故で住む所さえない。戦争の時よりひどいと言うお年寄りもいる」。福島県飯舘村と川俣町で30日開かれた東京電力の住民説明会。住民から原発事故への怒りや生活面での困窮を訴える声が相次いだ。

 子どもを産むのが夢と言えるというのは、いいことなんだろうと思いつつ、ちょっとよくわからないなとも思う。基本的には個人の人生の問題ではあるが、事態は運命とも選択とも言い難い。「戦争よりひどい」はなかなか興味深い。戦時、地方ではあまり厳しい生活ではなかった。厳しいのは戦後で、「お年寄り」は戦後のお年寄りだろうとは思う。この時、農産物のある地方はそれほどきびしくもなかった。

 質問に立った高校1年の渡辺菜央さん(15)は「子供が産めない体になるのではないかと不安」と訴えた。東電側が「いろんな対策を取り、そうならないように努めています」と答えると、渡辺さんは「だったら、もっと早く避難を呼び掛けてほしかった」ときっぱり。参加者からは大きな拍手が起きた。

 これは東電の問題というより国の問題。もっときちんと避難を呼びかけるべきだったのはたしか。