朝日新聞社説 リビア介入―「人道のため」忘れるな : asahi.com(朝日新聞社):社説

 カダフィ政権に反乱が起きたリビアが混迷している。国際社会が軍事介入に踏み切ったが、収束への道筋はみえないままだ。このまま戦闘をエスカレートさせてはいけない。

 ようやく朝日新聞も気がつきましたね。

 軍事介入を認めた国連安全保障理事会の決議は「外国軍によるリビア占領はいかなる形でも除外する」として、地上軍の派遣を禁じている。顧問団は直接には戦闘に加わらぬというが、当初の決議の枠を超えて内戦にてこ入れを図るなら、安全保障理事会の新たな決議が必要だ。

 「地上軍の派遣を禁じている」かは微妙なところ。
 「当初の決議の枠を超えて内戦にてこ入れを図るなら、安全保障理事会の新たな決議が必要だ」も微妙。

 なし崩しに軍事行動が変質すれば、正統性を欠いたイラク戦争の二の舞いになりかねない。

 最初からそういう構図だったんですけどね。

 軍事的な圧力だけではなく、経済制裁や外交努力も強化しなければならない。欧州連合(EU)はリビアの石油・ガスの禁輸を決め、人道支援を準備している。多国籍軍に加わるカタールは反体制派の財政を支える石油の輸出を代行することになった。アラブ連盟を含む関係国が仲介に動く必要がある。

 AUを挙げないところや日本を度外視しているのは、笑うところかな。
 まあ、まじめに考えれば、シナリオは少ない。