朝日新聞社説 原発をどうするか―世論が動かしたドイツ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 象徴的なのがドイツだ。原発推進に傾いていたメルケル首相が姿勢を変え、「脱原発」の方向へと踏み出した。

 この間、ドイツ紙を英訳してたまに読んだが、あきれた熱の入れようだった。あの雰囲気は日本にはうまく伝わってなかったようにも思えた。

 ドイツに比べると、他の諸外国への影響は見えにくい。
 原発を多く持つ米国、フランス、ロシアなどは原発推進の方針を変えていない。中国やインドも原発建設を続ける構えだ。5月の主要国首脳会議や6月の国際原子力機関の会合では、原発の安全基準の強化策が話し合われる。

 ドイツの場合、フランスの電力が制度的に組み込まれている部分があり、そのあたり上手にやらないときれいなダブスタになるだろう。