今日の大手紙社説

 ⇒足並みそろわぬリビア介入  :日本経済新聞

 すでに反政権側の国民評議会を正統性のある代表として承認し、カダフィ政権打倒を目指す仏サルコジ政権と異なり、米オバマ政権は政権転覆を空爆の目的としていない。ドイツは軍事作戦に参加しない方針だし、トルコはもともと空爆に反対で政権側と反政権側の調停を模索してきた。達成する政治目標を共有しないまま反政権側に肩入れをする形の軍事介入を進める問題は大きい。

 大佐が権力の座から去り、流血が早く収まることが望ましい。そのためには軍事介入を批判する中国やロシアも含め、退陣を迫る国際的な政治圧力をさらに高める必要がある。

 まあ、そういうこと。ただし、退陣はないでしょう。