読売新聞社説 放射能漏出 監視を強化し「食」の不安防げ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 電源が回復し、貯蔵プールに十分な量の水が入れば、状況の好転が期待できる。命がけの努力が実ることを改めて願う。
 ただ、放水を続けるだけでは抜本的な対策にならない。電源が回復しても、原発内の主要な機器が復旧するかどうかわからない。
 自衛隊ヘリによる上空からの破損状況の撮影データなどをもとに政府は、さらなる手段を、先手を打って検討しておくべきだ。

 プールが損傷しているなら水は漏れるだけ。あと、水が入る穴は小さいのでどのくらい入るのか不明。読売も指摘しているが、放水は抜本的な対策ではない。
 命をはってご尽力されているかたには頭が下がるが、絵としては放水なのだが、科学的に見て率直なところ何をやっているの皆目わからない。

 事故で漏出した放射性物質による飲料水や農作物などの汚染も、不安を広げている。
 東京都などで水道水から放射性物質が検出された。ごく微量で健康に影響はない。福島県川俣町では17日、食品衛生法の暫定規制値をわずかに上回る放射性ヨウ素が水道水から検出された。翌日に規制値の半分に戻った。

 昨日ドライヴェント実施の可能性のアナウンスがあった。アナウンスがあるのはよいのだが、3号機でこれをやった場合どれだけの放射性物質が出るか査定していたのだろうか。保安員の説明でなく、政府がまずその被害の説明をすべきだと思った。これは大変なことになりかねないと思ったが、ヴェントはキャンセルされた。
 関連して3号機のヴェントの背景もよくわからなかった。
 何が起こっているのか皆目わからない状態。