朝日新聞社説 混乱新幹線―人を惑わせぬシステムを : asahi.com(朝日新聞社):社説

 パソコンにまだ不慣れなとき、画面によく知らない表示が出てきて、故障ではないかと焦った経験のある人はいないだろうか。
 17日朝、JR東日本のすべての新幹線が1時間余りストップした原因は、単純化してたとえるなら、それと似たようなものだった。

 いやそれ違うって。操作experience=故障とかないって。

 システムは仕様通りに動いていたのに、操作する人がその仕様を知らされていなかった。JR東は「ダイヤ管理に集中してもらうためだった」と釈明するが、説得力はあるだろうか。

 あったりして。

 コスモスの運用開始は1995年。1日の列車本数はこの間に4割ほども増えたのに、表示の仕組みは対応するものになっていなかった。悪天候で運行が乱れたとき、どの程度ダイヤ変更がありそうか、システム設計部門に伝わっていなかったのではないか。
 かつて鉄道ダイヤの作成・変更といえば、定規と鉛筆を手にした鉄道マンの職人的技術の領域だった。それを自動化して人為ミスを防ぎ、正確さと安全をより追求しようと導入されたのがコスモスだ。人から機械システムへと移行する過程で、思わぬ落とし穴があったともいえる。
 だが、鉄道は人と機械の両方で運用されるもの。システム設計者と運行担当者の間で、それぞれの組織の間で、意思疎通や情報共有は欠かせない。そんな教訓が浮かび上がる。

 昭和頭炸裂。

 交通機関に限らない。原発などライフラインの運行や、現金自動出入機(ATM)や電子決済といった経済活動、ネットを通じた情報のやりとり。様々なシステムなしで現代社会は動かない。人は使いこなせているか。人を惑わせるシステムになっていないか。他山の石とする機会だろう。

 昭和頭爆裂。
 執筆者、セブンイレブンのATMを操作してみるとよいと。わかんないでいると店員が配慮してくれるから。というせいかで、最近はATM利用者も増えたし、セブンに高齢者も増えた。ATMのインタフェースも改良している。つまり、そういう全体的な経営とシステムの関連のなかで考えること。
 ついでにいうと、昭和の時代の情報処理量だから人間で対処できたので、あの時代に戻したら現代日本は静止するよ。