曇り

 曇鬱という雰囲気。雨も降るらしいが、これが冬の空でもあるよなと思う。
 昨日、ツイッターで人類経済学的なことをつらつらツイートしていた。吉本隆明やカール・ポランニなどを読み始めて四半世紀もたったせいか、彼らの考えから離れてきている。簡単にいうと、貨幣というのは、市(いち)における女集団の売春から生じるのではないかと思っている。簡単にいうとトンデモなんで、もうすこしマイルドな多層モデルにして史実との整合を取る必要はあるでしょうが。が、というのは、このモデルから、男が傭兵と単純労働による貨幣化となる。で、王権はその途中に、女集団と市と貨幣の関係が生じるのではないか。従来の吉本・ポランニ的なモデルだと、集団と外部ということで外部の臨界が幻想域を作り出すというものだった(と見る)。しかし、外部というのはおそらく女集団が売春のために生み出すしかけなのではないか。
 このモデルの最大の難点は女集団とはなにか?ということになる。難しいともいえるし単純ともいえる。単純な点からいえば、王権が発生すれば必ずといっていいと思うが後宮が付随しその権力が発生する。その意味で、後宮はどのように発生するのかという問題にもとりあえず変奏はできる。