朝日新聞社説 職なき若者―構造的ミスマッチなくせ : asahi.com(朝日新聞社):社説
経済界の方も、大卒者の質と量の変化に応じた多様で柔軟な採用のあり方を、示せていない。
若者が希望を持てぬ社会に未来はない。打てるだけの手を打とう。
採用意欲のある中小企業を集めた合同説明会が盛んになってきた。大企業志向の学生の視野を広げさせ、マッチングする試みは成果を上げているか。学生が敬遠しがちなハローワークと大学の連携は、まだ十分といえない。政府が矢継ぎ早に繰り出す雇用対策を卒業生につなぐよう、大学はどれだけフォローに努めているか。現場の工夫はなお必要だろう。
そのうえで、学校教育と産業社会の間で広がる構造的なミスマッチの是正に、社会を挙げて取り組むべきだ。
職業人となる意識を身につけさせるキャリア教育を、学校体系にきちんと位置づける。大学から職業へのコースは複線であるべきだ。企業は大学の人材育成力を損なう就活の早期化・長期化を正し、学業の成果を問う採用に変える。何度かチャレンジできるよう新卒一括採用からも転換しよう。
政府と大学、経済界の話し合いが始まった。守られぬ協定や倫理憲章でお茶を濁すことなく、実効性のある改革を打ち出さねばならない。
民主党のマニフェストみたいなこと言っているけど、政権担当になるとあんなもんよ。
まずは⇒フィリップス曲線 - Wikipedia