毎日新聞社説 社説:ノーベル平和賞 中国民主化への期待だ - 毎日jp(毎日新聞)

 とくに天安門事件を鎮圧した李鵬元首相や、その直後に党権力を握った江沢民国家主席などにとって「08憲章」を受け入れることは、弾圧の非を認めることにほかならない。憲章がうたう複数政党制、三権分立基本的人権などの民主化要求は当時から芽生えていた。流血の弾圧がなく、趙紫陽総書記派が勝利していたら、中国の政治体制はいまとはずいぶん違ったろう。
 あと2年の任期となった胡錦濤総書記は、実は胡耀邦系の改革派と見られている。就任直後、政治体制改革への期待は大きかったが、制度改革の実績は見られない

 そういうこと。ただ、この歴史のIFは難しいものもある。