読売新聞社説 農業人口急減 バラマキでは止められない : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 農林水産省が5年に1度実施している農林業センサスの2010年版で、国内農業の衰退ぶりが鮮明になった。
 農業を本業とする人は、05年の前回調査より75万人減って260万人に落ち込んだ。減少率22・4%は過去最大で、この20年間で農業人口は半減したことになる。
 戦後の農業を支えてきた昭和ひとけた世代が80歳代に入るなど、引退が本格化したことが要因だ。平均年齢は65・8歳と初めて65歳を超え、高齢化が止まらない。
 農地の荒廃も心配される。耕作放棄地は初めて40万ヘクタールに達し、農地全体の10%近くを占める。

 問題のポイントがずれている。日本の農業はこれからは質を目指すしかないのと、農業高齢者の問題は実質政府による生活保障をどうするかという問題。