朝日新聞社説 国家戦略局断念―「政治主導」は大丈夫か : asahi.com(朝日新聞社):社説

 権限を持った「局」への格上げを今回断念した背景には、先の参院選で「ねじれ国会」が再現し、政治主導確立法案の成立が絶望的になったこともある。鳩山前政権では菅氏や現官房長官仙谷由人氏が担当相となり、それなりに存在感を示したが、十分な役割を果たせないまま方向転換となった。

 「それなりに存在感を示した」はて?

 昨年末の予算編成では、マニフェストで約束した政策の取捨選択をめぐり、閣内で手間取り、当時の小沢一郎民主党幹事長の鶴の一声で決した。
 内閣主導ならぬ「与党主導」を見せつけた場面は枚挙にいとまがない。

 ああ、中国みたいな国になるんだなと思った。呆れた。
 私は、民主主義というのは、権力制御の手続きが本質だと思うようになった。こんな独裁みたいなことしなければ、それなりに鳩山政権も是認していたと思う。
 それに比べれば議会の歯止めがかかる現在の菅政権のほうがましだし、地味に政治という仕事をこなしていけばよいと思う。