毎日新聞社説 社説:消える国家戦略局 耳を疑う内閣の変節 - 毎日jp(毎日新聞)

 国家戦略室については官房長官との役割分担などをめぐる問題が表面化していた。だからといって昨年の衆院選であれほど強調していた公約を参院選で十分説明もせず変更するのであれば、有権者への背信に等しい。政治主導の理念も後退させる変節と言わざるを得ない。

 背信ではあるよな。

最大の問題は、方針転換が民主党政権が掲げる政治主導の理念後退を意味することだ。首相や仙谷氏、玄葉光一郎政調会長らが協議し予算編成に向け調整するというが透明性に乏しく、実態は財務省を中心とする官僚主導になりかねない。調整機能を持たない戦略室の「知恵」が生かされる保証はない。

 現実問題としては、民主党主体では予算は組めない。でも、理念は理念だし、現実は現実。こういう状況で理念をほったらしにするなよ。