毎日新聞社説 社説:亀井氏辞任 菅首相はどう収拾する - 毎日jp(毎日新聞)

 郵政改革法案は、わずか6時間足らずの審議で与党が衆院を通過させた。野党は強く反発しており、仮に会期を2週間程度延ばしても、強行採決は避けられない情勢だった。民主党には強行採決が世論の批判を招くという不安もあったようだ。
 私たちは、そもそも法案自体に問題点が多く、成立を急ぐ必要がないと再三指摘してきた。郵政民営化小泉政権時代の05年の総選挙で最大の争点となったテーマだ。それを大きく見直すともなれば、少なくとも参院選で民意を問い直すのが筋だったからだ。
 しかも、鳩山前内閣は、郵政見直しを一番の目的とする亀井氏に振り回された印象が強い。それが前内閣が弱体化した一因でもあったろう。

 まあ、そういうこと。
 これで民主党参院に勝って、郵政国営化法案が通るというなら、それはしかたない。
 菅さん、初戦はお見事でした。