日経新聞社説 日米韓で哨戒艦沈没の責任を北に迫れ :日本経済新聞

 冷静な対応を求めている中国を説得するのも、日米韓の重要な役割である。核問題解決を急ぐためにも、北朝鮮を過剰に刺激すべきではないというのが中国の立場だが、哨戒艦沈没の責任をあいまいにしたまま、何事もなかったように6カ国協議の再開努力を続けるのは無理がある。
 そもそも、国際社会の警告を無視し、核実験や弾道ミサイル発射といった挑発行為を繰り返してきた北朝鮮の暴走が問題なのである。ここは厳しく、北朝鮮に責任を取るよう迫るのが筋だろう。
 朝鮮半島の有事に備えた対応も欠かせない。北朝鮮は潜水艦部隊を日本海にも配置しているという。日本政府は今回の哨戒艦沈没事件をひとごとととらえず、日本の安全保障上の脅威と受け止める必要がある。

 そういうこと。