日経新聞社説 首相は在日米軍の役割を明確に説け :日本経済新聞

 やはりそうだったのか、と思わざるを得ない。就任当初、米海兵隊が沖縄に必ずしもいなければならないとは思っていなかった。鳩山由紀夫首相はそう認めたのである。
 首相は就任して以来、初めて、沖縄県に入り、米軍普天間基地の移設への協力を要請した。その後の記者団への発言である。
 普天間をめぐる8カ月近くの迷走を招いたのは、この問題を軽く扱った首相の認識の甘さだ。沖縄の米海兵隊が何のためにいるのか。回り道をしてようやく、そんな基本的なことに気づいたとすれば、お粗末というほかない。

 そう。そこが問題だということ。そして、どうもその基本を未だわかってないっぽい。

 では、具体的に何をすればよいのか。まず米国との同盟や在日米軍がなぜ必要なのかを、わかりやすく、きちんと国民に語るべきだ。

 日本に駐留している米軍は日米安全保障条約に基づき、日本を守る任務を担っている。さらに台湾海峡朝鮮半島など日本と隣り合わせの火種に対応する役割もある。
 だからこそ、これらと距離的に近い沖縄の米軍基地を一気に減らすことはできない事情があるのだ。

 どうも日経新聞も問題がまるでわかってないみたいだ。単純な話、米四軍がわかってないっぽい。